文化の違いがトラブルに
「区分所有法」では、「共有部」「専有部」「専用使用権」など管理規約に明確にしております。もちろん共用部分に私物を置く事や、利己的な使用方法など禁止されております。
近頃、よく共用廊下に大量の段ボールが運ばれてきて、玄関前に置かれているケースが頻発しています。現地に確認に行ったところ、恐らく何らかの商売を行っており、その商品が共用廊下に置かれているのだと推測できます。
日本以外でも「共有部」「専有部」の区別はありますが、住人同士で共用部に私物を置く事を、寛容しているのが実情です。
「自分の玄関の前だから物を置いても大丈夫」とか、「完全に塞がらず通行できる程度なら大丈夫」という慣習が身に付いています。その為、他の入居者様も、わざわざ苦情や文句を言わない事がほとんどのようです。
しかし、その習慣を日本に持ち込んだまま生活すると、管理規約に抵触するので注意が必要です。
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